GIA非加熱 パライバトルマリン
パライバの鑑別において普通では非加熱の証明はできません。
その理由としてはパライバの加熱処理は低温加熱の為、加熱の証拠、痕跡を発見する事が難しいという事だそうです。
ではどうしてGIAは非加熱を証明する鑑別書をだしているのでしょうか?
GIAが基準としているのはそのパライバの色の中に、パープル、バイオレットこの系統の色が含まれていると認められる場合にのみ非加熱と言う証明を出しているという事です。
その理由としますと、加熱をするとこの紫系統の色は消失する事が分かっていると言う事なのです。
つまり、機械を使って検査するのではないのです。
肉眼で見ての判断。目視なのです。
他に方法がないのでしかたがない事なのですが、かなりの取りこぼしがででてしまいます。
実際の非加熱パライバには、パープル、バイオレット以外の色、ブルー、グリーンのものも存在するのです。
これらの物については困った事に、GIAはその証明を出す事ができないのです。
このあたりが限界と言ってしまえば、それまでですが、たとえGIAの証明書がつかない物であっても非加熱パライバは存在しています。
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